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メイラックス断薬10ヶ月目。以前の睡眠障害の状態には戻りたくない
メイラックス2mg錠を2年半服用していたが、断薬を始めてもう10ヶ月(2015年7月現在)になる。
薬は完璧に抜けている。やめた理由は耐性ができて効いている感じがあまりなくなったからだ。
今の状態を書いておくと、前のひどい精神状態のときに比べたらだいぶましになったと思う。
依然として人と関わるのがうまくない、笑顔がこわばる等の悩みはあるが、それはそれとしてどうにかして付き合っていくしかないと思っている。
断薬した後も、落ち込んだり眠れなくなったときは前もらって残っていた数錠をその都度1錠ずつ飲んでいたので、厳密な意味での断薬ではないかもしれないが、残っている分ももう飲み切った。
お守りとして、いざというときの為にメンタルヘルスクリニックへ行って処方してもらおうかとも思うが、実際には億劫で行っていない。前は薬がなくなるのが不安でたまらなかったから、変わったと思う。
メイラックスの服用前も服用中も、鬱状態ががひどいときは慢性的な疲れと睡眠障害が深刻だった。
私の場合は過眠、睡眠過多で、休みの日でどこにも出かける用事がないときは1日15、16時間くらい寝る日もあって、異常だった。
夜中に寝て翌日の昼頃起きてくたくたしていると、また2、3時間後に眠くなり夕方に起きて…そんなに寝ているのに、夜また普通に寝てしまう休日。
土曜に寝たからといって日曜にすっきりしているわけでもなく、日曜もまた同じように眠くなる。いくら寝ても眠り足りない。
まぁ普通じゃないと今なら思えるが、当時がそれは普通のことで、元々ロングスリーパーだし、平日の睡眠不足のせい、くらいに考えていた。
メイラックスを飲むと眠くなるが、服用前にもこの症状はあったので薬のせいではなく、精神のバランスが崩れていたんだと思う。そういう意味では薬の効果を実感できたのは飲み始めの頃だけだ。
眠りが浅くて、夜中に目が覚めることも度々あって、睡眠の質が悪くて熟睡できないことも原因だったろう。
これだけ眠ると、頭も痛いしだるいし何もできない。何もできないことや、部屋が片付かないことも余計落ち込みに拍車をかけた。
あの頃の睡眠は現実に向き合いたくない、逃避としての睡眠だった。
ある人に「なんでこんなに眠いのか。疲れるのか」と問うと、「余計なことに神経使いすぎるから」と言われたことがあって、妙に納得した記憶がある。考えてもどうにもできないことを考えてばかりいたのだ。
今は、休みの日に1、2時間は昼寝はしても朝も普通に起きられようになって、当時の長時間睡眠の異常さに改めて気づく。
以前の体調や精神状態が悪かった頃に戻りたくないので、努力という言葉は嫌いだが、前向きになれる(と思われる)小さな努力は続けている。そういう小さな努力を斜に構えて、どうせ効果がないとバカにしていた時期もあったが、良い精神状態を保つためには必要なことだと思う。努力と思わず、楽しく続けられたらいい。
エネルギッシュに積極的に生きるのは無理でも、自分のペースでゆっくり生きていきたい。