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耳からの情報を処理するのが苦手な人が、働くということ

耳からの情報を処理するのが苦手な人が、働くということ

会社の仕事で、一、二を争って嫌いなのは、電話対応だと思う。接客業ではないので、来客はそれほど多くなくて助かっているが、電話はやはり掛かってくる。

耳から入ってくる情報を処理するのが苦手だ。聴覚認知が弱いと思う。
目に入ってくることなら、わりとすんなり頭に入ってくるが、耳からの情報は意味を的確に捉えることができない。名前を聞き間違えたり、説明が途中でわからなくなったり、電話を取り次ごうとするが内容が全然頭に入っていなかったりする。

意味をきちんと掴んで、敬語を使いながら、求められることに答えるのは、かなりハードルが高い。想定外のことを聞かれると、もうパニックになる。

聴覚的には問題ないようなので、自分的には何か障害があるのではないかと思っている。
ADHDやアスペルガーなどの発達障害なのではないかと思うこともあるが、診断を受けたわけではないので、軽はずみなことは言わないでおこう。

ざわついたオフィスでは相手の声が聞き取りにくく感じるし、しんとしていても会話を聞かれているようでそれもプレッシャーだ。現に、後から敬語の使い方などを注意されたりもする。

ワーキングメモリー(短期記憶)にも自信がないので、ひたすらメモを取ってしのごうとはしている。
けれど、同時に別のことを行うことも苦手なので、あまり成功はしていない。そんな感じなので、電話が鳴るとつい身構えてしまう。

会社で働いていて、情報伝達に問題があるのは結構致命的だ。

自分が苦しんでいることを人には見せないように、人と同じようにみえるようにふるまっているから、当然普通の人と同じ仕事内容が求められる。

求められても普通の人がたやすくできることができない。注意力も散漫で、普通にしていてもミスが多い。
そういう人がオフィスで仕事をするのは、とてつもなく精神を消耗して、疲れ切ってしまうのだ。

過度な緊張はうつ病、適応障害、引きこりなどを招きかねない。

電話に限らず、コミュニケーション力や協調性、臨機応変さを求められる仕事は向かないと思いながらも、仕事の多くがそれらを必要とするので、転職もできず、今の仕事を続けている。
この特性が、生きづらさに繋がっていると思う。

自分のような「社会不適応者」がいるのは会社にとってもマイナスのことだと思うから、努力もしてみるが、それでも普通の人以下のように思う。
会社での居場所探しに必死だから、もちろんそんな自分の特性を告白することもできない。

同じような特性で、悩んでいる人も結構多いのではないだろうか。

自分に何の仕事が向いているのか探しあぐねて、転職を繰り返してきたような気がする。

別に仕事がしたくないわけではない。ただ一人で黙々と出来る仕事がしたいだけなのだ。




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人と関わることががうまくできません。メンタルが弱くて、打たれ弱くてすぐにへこんだり、体力がなくて人と同じようにできなかったり、他の人が楽しいと感じることが苦痛だったり…生きづらさを抱えながら毎日を過ごしています。普通の人と同じようには生きられないけれど、それでもどうにか、生きています。そんな日常を綴っていきます。


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