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会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないときに友人から言われたこと
<2017.6.28>
一頃、会社に行くのが苦痛で仕方がなかった。
人を見下したような高圧的な態度を取る上司がずっと苦手で、馴染めなかった。
いつも緊張して、神経がピリピリしていた。だけど、今更雇ってくれる会社はあるだろうかとか、就職の面接がきつそうだとか、一度辞めたらもう働けないんじゃないだろうかとか、色々考えてしまって、辞めるに辞められなかった。
会社にいる辛さと収入がなくなる辛さを天秤にかけて、現状維持を選んだ。
会社にいることを選んだと言っても、それで職場での嫌なことがなくなるわけではないから、またすぐ気持ちが「辞めたい」に戻ってしまう。
会社の上司のことを友人に話していると、友人から「その会社で働いている理由って何?」と問いかけられた。
会社で働く理由は、やりがい、自己成長、自己実現、社会貢献、社会と繋がりを持つなど、人によって様々だと思う。もちろんそういうことを考えないわけではないが、この会社で働く一番の理由は、お金を得る為だった。生きていくためには、収入を得なくてはいけない。
「生活する為かな。もちろんお金だけじゃないけど。」と、私は答えた。
「うん、私もそう。働く理由は色々だよね。でもそんなに辛いなら、今はお金を得るためって割り切ってもいいんじゃない?」と友人が言った。
私は、はっとする。家に帰って一人になって、友人の言葉の意味を考えた。
働く理由。私は、収入以外のことを求めていたのかもしれない。
上司から認められたいとか、仕事ができる人間になりたいとか、お客さんから必要とされたいとか、様々なことを求めていた。でも思い返してみると。再就職したくて仕方がなかった頃、一番に求めていたものは、定期的に収入を得ることだった。少なくとも今、その目的は果たしている。
仕事に収入以外のことを求めるのは、ある意味当たり前のことだと思う。自分が誰かの、または何かの役に立っているという、他者貢献感は、生きる上で自分を支える大事な感情だと思うから。ただ、上司との仲が壊滅的に悪い状況、会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないときに、やりがいや自己実現、他者から認められたいと思うと、余計辛くなるのかもしれない。
現実と理想のギャップに、打ちのめされるというか。
だから、割り切ることにした。お金を得るという、最低限の目的は果たされている。そんな風に考え方を変えると、気持ちが少し楽になった。諦めることもときには必要で。
でもそうは言っても、会社にいる時間は長い。
時間の切り売りだけをしていると、精神は消耗していく。割り切ったつもりでも割り切れない。
本当に辞めたかったら辞めた方が良いんじゃないかと思う。合わないところに居続けるのは、一時的にはよくても、長期的には難しいと思う。ましてや、そこにいて、体調に不調が出るとかうつ状態になるようなら、そこは人が居続けていい場所ではない。
会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないとき、どういう心理状態だったか、次回もう少し詳しく書いてみたい。