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前とは違う理由で会社を辞めようと思った
<2016.8.7>
今の会社を辞めようと思っている。
ずっと辞めたいと思いながら、次の職場はないような気がして数年とどまってきたけれど、やっぱり辞めようと思うに至った。
ただその理由は、以前と少し違う。
上司との関係がうまくいかないとか、自分の能力に自信がないからという後ろ向きな理由ではなくて、今までとは全く違う価値観や世界観で生きたいと思うようになったからだ。
今のところ来年の3月ぐらいを目途に辞めようと思っている。
今度は会社と言う組織に属さないで、フリーでやっていくつもりだ。
チラシをやホームページを作る知識が少しだけあるので、そういう知識を生かした仕事ができないかと考えている。
前の前の仕事ではホームページ制作の下請けのような仕事をしていたが、web制作の会社に勤めた経験があるわけではないし、広告関連の業界が厳しい状況にあることも見聞きしている。自分の半端な知識がどこまで通用するのかもわからない。今、その半端な知識を埋めようと勉強しているが、1人でやっていこうと思うと足りないことばかりだ。
人脈があるわけでもないし、年齢的なものもある。何より人前でしゃべるのが苦手で、きちんと人とコミュニケーションが取れるのかおぼつかない。前はそれに怖じけて、やっぱり新しいことにチャレンジするなんて無理だと何度も思った。
けれど、不安を軸に生きるのはもうやめたい。自分の気持ちをごまかして生きても、それで本当に生きているって言えるんだろうか。
多分死ぬときに後悔する。何もなかった人生だったと思うだろう。
会社を辞めようと思って以降、不思議と上司との関係性に改善の兆しが見え始めた。上司の一挙手一投足に振り回されなくなったせいかもしれない。いつどうなるかわからない危ういものではあるけれど、前よりは楽になった。
毎月きちんと給料が振り込まれることがどんなに有難いかも、よくわかった。辞めなくてもこのままでもいいんじゃないかという気持ちも出てくる。現状を変えたくない力に引き戻されそうになる。矛盾した気持ちが交錯して、混乱もしている。
でも、辞める方向で動いている。
ある人から「仕事を手伝ってほしい」と声をかけてもらったことが大きい。その人に自分ができる形で関わりたいのだ。
努力したけどやっぱりダメでしたという報告に終わるかもしれないけど、今はやろうとする気持ちになった自分を評価している。
自分ができる社会貢献があるんじゃないだろうか。
会社の扉を開けて、外に出ていく自分の姿が見える。
ずたずたになっていた自己信頼を少しだけ取り戻せたかな。こんな気持ちは本当に久しぶりだ。