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来年3月迄のフリーランス化計画はひとまず棚上げになりそう
<2016.10.22>
8月に、来年の3月ぐらいを目途に会社を辞めてフリーランスになりたいと書いた。
今、かなり迷っている。というか、多分3月では辞めないんじゃないかという方に振れている。
あのときに高揚感が嘘みたいな感じだ。
あの後、知り合いからチラシ制作を請け負って、実際にちょっとだけ動いてみた。
動いてわかったことは、やっぱり何かを作るには予想以上に時間がかかるということだった。
実際の制作時間もさることながら、それ以外のところで時間が取られるなというのが実感だ。本当は一番最初に考えることで、そういうのがわからない自分は大甘なのだろうけれど。
知識が半端のせいもあるが、作る前段階のヒアリングにまず時間がかかる。相手の作りたいものがどういうものなのか、汲み取る作業が簡単ではない。対面やメールでのやりとりの中で、頼んでくれた人の漠然としたイメージを掴んで、「あなたが求めているのはこういう形ですね?」と返すのだが、なかなかうまくいかない。
質問が来る度に、どう答えを伝えたらわかりやすいかと悩んで、饒舌な長ったらしいメールになってしまったりする。
頼んでくれた方々はレスポンスもとてもよくて、有難かったのだけど、私がうまくニーズを汲み取れていたらもっとスムーズに運んだのかなと思う。
ヒアリングのテンプレートも作ったけれど不十分だった。テンプレを充実させて、予め質問に対する想定問答集みたいなものを作っておけば、ある程度時間は短縮できるかもしれない。
お世辞もあるかもしれないが、内容的に喜んで戴けて、それはとても励みになった。
自分が作ったものが印刷物として、印刷所から届くのは、ただただ嬉しい。私の実力もよくわからないのに、頼んで下さった方には本当に感謝している。
ホームページ制作の話もあったが、頼んでくれた人の都合もあって今は中断している。
安く請け合っているので、相談には乗るけれど、外側の制作のみでライティングはしない方針にしている。
だから、中身のテキストは依頼者に書いてもらうようになるのだが、いざ書こうとすると、内容について吟味したい、精査したい気持ちが出てくるらしい。
それはせっかくだからいいものを作りたい気持ちの表れで、当然のことだと思う。
自分の気持ちだけじゃなくて、資料が揃わなければ、進めたくても進められないんだと思う。
相手があることだから、そういうことも考えなくてはならないことがよくわかった。
そして一番問題だなと思ったのが、お金をもらうことに、私自身抵抗があることだった。
経験が乏しいとか自信がないとか、ついそういうことを考えてしまって、頼まれてもいないのに値引きしている自分がいる。安く引き受けても実績になるからと自分に言い訳しながら。
最初にお金の話、契約に関わる話をしないといけないのに、躊躇してしまう。
知り合いだから、お金に汚い人と思われたくないみたいな心理も多分働いている。
今は始めたばかりだからそれで構わないけれど、そういうところをクリアにしないと、フリーランスなんて夢また夢なんじゃないかと思えてくる。
一人でやっていくにふさわしいメンタルも必要だ。
そうしないと、自由になりたくて会社を辞めたかったのに、また別の不自由さに囚われてしまう気がする。
今そんな状況で3月でのフリーランス化計画は、ひとまず棚上げになりそうな感じだ。
でもフリーでの方向を諦めているわけではなくて、知り合いから頼まれればまた制作したいと思っている。
今は登録するだけで終わっているが、「ランサーズ」「クラウドワークス」「ココナラ」といったクラウドソーシングも一度どういうものか、試してみたい。
その上で考えてみるつもりだ。
とりあえず高揚感が落ち着いて、今は現実を見ている感じかもしれない。