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自分の思いを相手に伝えることの大切さ

自分の思いを相手に伝えることの大切さ

<2017.8.27>

自分の思いを相手に伝えることの大切さを、この頃考えている。

自分の意見を主張するのが苦手だ。
自分のいうことに自信がないし、話が面白いわけでもないので、気づくと押し黙っていることが多かった。

そうでなければ、その場で求められていると思われる、当たり障りのないことを言う。追従した笑いを添えて。笑顔は、自分は害はないですと伝える印だ。

それは、その場の調和を乱したくないという思いもあるが、自分の考え方や意見、主張が、受け入れられないのではないかと考えて、そんな風にしていた。言ってしまえば、それは自分の意見を主張して、糾弾されたくないという恐れからくる自己保身だった。

そうやって、その場限りのことを言ってばかりいると、自分が何を考えているのか、わからなくなる。

今は、ときに自分の考えを言うことがいかに大切か、わかるようになった。
もちろん、自分がさほど重要だと思わない場合は、当たり障りのないことをいうのは、全然構わないと思う。それは自己保身じゃなくて、社会生活を円滑に過ごすための気遣いのようなものだ。

ただ、本当に伝えなくてはいけないことは伝えていかなくてはいけない。

例えば、嫌なことは嫌と言えること。

嫌なことを仕掛けてくる相手は、私が嫌だと感じていることを十分わかってやっている場合もあるが、私が嫌だということをわからずにやっている場合ある。その比率は、後者の方が多いかもしれない。

嫌だと伝えることができれば、やめてもらえる場合も多い。やめてくれないにしても、嫌だと思っているという真意は伝わる。

私は、母から干渉されるのが嫌だ。性格も考え方も価値観も違うのだから、一人の人間として、私の考えを尊重してもらいたいと思っている。

ずっとそう思ってきたが、今まで言えずにいた。母と自分の考え方が全く違うと伝えることは、母を傷つけるような気がして。

でも、今は伝えるようにしている。言わなければ、わからない。
母は干渉が、手を掛けることが、管理することが愛情だと思っているけれど、私はそうは思わない。そのことを伝えるようになっても、母の干渉は相変わらずだ。だけど、少なくても私が嫌だと思っていることは伝わったんじゃないかと思う。

言いたいことが言えれば、相手への不満を抱えて、誰かに愚痴を言ったりしなくて済む。

人に自分の主張を通すのが、苦手な人は、相手がいつか察してくれるのではないかと思ってしまう。
だけど、やっぱり言わなければ相手には伝わらない。

意見が違うことに罪悪感なんて、持たなくていい。
違う人間だから、違う考え方をしても、それはそれで当然だ。

言いたいことを言えずに飲み込んでしまうことは、相手を力で従わせ自分の主張を通すのと同じくらい不健全だと、今は思う。

相手に配慮して自分の本当の気持ちを抑制するのを美徳だと考えていたけれど、それだけだと軸は他人に渡ってしまう。
自分を主張できない人間は、相手に配慮するだけでなく、自分に配慮する術を学んだ方がいい。
他人にばかり迎合する生き方は、不幸せだと思う。

そして、嫌なことをされたときでも、つい返してしまう曖昧な笑み。
笑顔を取り繕うと、真意が伝わらない。

理不尽なことをされたときは、自分が不快に思っていることを伝える表情を返すことも必要だ。
誤解のないように書くけれど、感情の赴くままに怒りを叩きつけろとか、いつでも自分の主張を通した方がいいとか、そういう極端なことを言っているわけではない。

ただ、自分が譲れないと思うことは、相手に伝える工夫はしていきたい。不器用でも少しずつ。
それがセルフイメージを上げることにも繋がっていくと思う。




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