病気と介護から見えてきた大切なものー私の気づきという宝物-1

(「みんなの生きづらさ」/投稿者: はるうさぎ さん)
双極性2型障害を持つ、在宅デザイナーです。長い文章で申し訳ありませんがお読みいただけると幸いです。
Facebookに流れてきた「世界自閉症啓発デー」にちなむ記事の中で、自閉症の子供から見える風景が映像化されていました。
http://irorio.jp/glycine/20160408/313573/
これを見た時に、こういう刺激の激しさは自分もかなり思い当たることがあると思いました。主に幼児期ですね。
特にデパートなどは色も音も香りも光も、人の感情も刺激の洪水でしたので、多分、私は自閉症ではないだろうと思いますが、こういう刺激にはとても過敏に反応していました。
で、こういう場所に出かけた翌朝は嘔吐してすぐに意識不明に陥って入院、というパターンでした。いわゆる自家中毒というやつですね。
あれから50年くらい経ってもいまだにはっきりした原因はわかっていないようですが、やはりこういう刺激が堪える子供がいるんだと思います。あとはストレスかな。
自閉症とは違うパターンの表現になりますが、なんだか似ている気がします。
私の場合、生後1歳過ぎから自家中毒の重い症状のパターンを起こすようになり、その都度入院のはめになります。小学校1年生の頃までそれは続きました。
扁桃腺と関係があるかも、と扁桃腺の手術をして、そのショックで発病して(喉が切れてるのに吐いたら出血がね…)その入院を最後に起こさなくなりました。
中学生になってからは自家中毒がそのまま片頭痛に移行した感じです。これも月に2、3度は起きたからまいりました。片頭痛も痛みがひどくて吐き気が来るから。
これはホルモンバランスとも関係がある気がしますけど、やはりトリガーはストレスと強すぎる刺激ですね。
私は普通に人よりも若干色が見えすぎるきらいがあって、だからやっぱりデパートはダメでした。あと映画館もそうだな。音が大きすぎて、いままでで映画館には数回しか行ったことがありません。遊園地も条件によってはダメかもしれない。能楽堂とか美術館とか基本屋外な動物園とかは好きですが。
中学生の時は自分ではあまり気にしていませんでしたが、よくお腹も痛くて、それが慢性虫垂炎が原因だったと知るのは高校生になってからのことです。
思春期は片頭痛とPMS(月経前症候群)とPMDD(月経前不快気分障害)にずーっと悩んでいました。これは思春期以降も続いて、ずっと漢方の婦人薬を飲み続けるはめになりました。効果のほどはわかりませんが、気休め程度かな?
逆に更年期障害は楽だった気もしますけど…。…あ、こんなもので済むのか、という一種の慣れのような…(^_^;)
それでまあ、以前も書きましたが、高2の夏に修学旅行先の仙台で慢性盲腸が悪化して、家族に迎えに来てもらって、なんとか京都に帰って入院、手術。で、高2の夏休みは潰れました(ーー;)
大丈夫、と思って出かけた市バスの中で初めてのパニック発作が起きて、慢性盲腸となにか関連があったのかどうかもわかりませんが、まもなく慢性膵炎になって、学校もかなり休みがちになることになりました。
当時のことで覚えているのは、「出席日数が足りなくなるから、机で寝ててもいいから、とにかく来い!」というので、点滴を受けてタクシーで通学して、本当に机でねていたことくらいで、これは長くトラウマになって残っていました。
慢性膵炎、パニック障害、貧血などなど…。当時の私はあんまり辛かったからか、その頃のことをあまり覚えていないのです。テストは友達にノートを借りてなんとかなったけど、なにを勉強したのかとか、クラスメイトの名前とかも覚えていません。
17歳~19歳くらいまのことはほとんど記憶がないんです。この記憶がない、というのも、もしかしたら自己防衛本能のなせるわざかもしれませんね。
ちょっと離人症っぽくなっていた時もありました。地に足がついていないし、誰の思考か感覚かわからないこともありました。魂が身体を離れて浮かんでいるような気分でした。
(「病気と介護から見えてきた大切なものー私の気づきという宝物-2」に続きます。)
(はううさぎさんのブログはこちら「つれづれ日記」「つれづれ日記 -逝春抄-」)