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スピリチュアルを信じる上で気を付けたい3つのこと
スピリチュアルなものごとが好きで、頻度は多くはないが、スピリチュアルカウンセラーのところへ行って、リーディング、ヒプノセラピー(ヒプノセラピー(催眠療法)体験談)、何人かのグル-プでスピリチュアルなセッションを受けることがある。
スピリチュアル系の話は好きな人は大好きだが、毛嫌いする人も多いのでスピリチュアル系の体験を人に話す機会は少ない。
嫌いな人と何かの拍子でそんな話になると「大丈夫? 壺とか買わされないでね」そんなニュアンスで返されることが往々にある。実際、玉石混交で、胡散臭いといえば胡散臭い世界だとは思う。
何故胡散臭く感じるのかというと、嘘か真実か検証できない目に見えない不確かな世界の話で、霊感商法などお金儲けに利用する人間が少なからずいるという事実があるからだと思う。
ただ、よりよくつきあっていけば様々な気づきがあり、生きづらさの解消に一役買ってくれたりと、自分の益になることも多い。
適度な距離を保ってスピリチュアルとよりよく付き合うために、気を付けたいことを考えてみた。
スピリチュアル系に携わる人間は、スピリチュアルカウンセラー、セラピスト、ヒーラー、サイキック、霊能者、占い師など様々な名称で呼ばれるが、ここではとりあえずカウンセラーと統一して呼ぶことにする。
1.高額なスピリチュアルグッズを勧めるカウンセラーには近づかない
全うなスピリチュアルカウンセラーは、不安を煽って高額なスピリチュアルグッズを売りつけようとしたり、異常に高すぎるセッション代やお布施などを要求をすることはない。
開運グッズは心の平安を得るためのサポート的なものにすぎず、それを買わなければ不幸が訪れると、脅かしを掛ける人間には注意が必要だ。そういう人間は相手をコントロールしようとしているか、金銭をかすめ取ることが目的のまがい物だ。
実生活に負担がかかりすぎるものを求めない、良心的なカウンセラーを見つけよう。
2.「絶対正しい」とか「100%当たる」というカウンセラーを信用しない
全うなカウンセラーは、「自分の言うことは絶対正しい」とか「100%未来はこうなる」という断定的な言い方はしないもの。
スピリチュアルカウンセラーも人間で、その人のフィルターを通して見たことを伝えている限り、100%当たるなんてありえないし、そもそもそんな精度は求めていない。
絶対当たる予言なんて、恐ろしいだけだ。
その人がより良くなるために気づきを与えることがカウンセラーの仕事ならば、アドバイスはしても、本人の主体性を奪ったり、決断を妨げる真似はしない。例え遠回りになっても、本人が変容するのをあたたかく見守ってくれるものだと思う。
そのカウンセラーなしではいられないように、過度に依存や盲信をさせようとする場合は疑ってかかる必要がある。
3.スピリチュアルを現実逃避の手段にしない
スピリチュアルカウンセラーに別れた恋人が過去世のソウルメイトだと言われたから、別れるはずはないと、頑なに別れの現実を受け入れられない人がいた。
確かに前世で二人は、恋人同士だったかもしれない。ただ現世では生涯の恋人になることを選ばずに別なパートナーと新たな学びの道を選んだのかもしれない。ソウルメイト、ツインメイト、魂の伴侶、運命の人といったロマンチックなくくりで、好きな彼と接点を持ちたい気持ちは理解できなくもない。
自分も若い頃は、ソウルメイトの持つ言葉の意味に憧れて、ソウルメイトと今生で出会って結ばれる物語を夢見たりしていた。
ただスピリチュアルについて調べていくと、ソウルメイトとは魂の成長や霊的進化のためにお互いに学び合うグループを指し、ロマンチックな意味合いにだけ使われるものでもなく、魂の学びのためにあえて嫌な役回りを演じてくれる場合もあるということがわかってきた。
そこに過剰な意味を求めて、運命と執着を混同すると、別れは一層つらいものになる。
縁があればまた出会うくらいに考えて、執着を手放した方が楽になれる。
きちんとしたカウンセラーならば、別れの受け止め方についてアドバイスをくれるはず。
「地に足を着ける」ことを「グラウンディング」と表現したりするけれど、スピリチュアルに傾倒しすぎず、地に足を着けて現実と折り合って、少しずつでも前向きになれればいいと思う。
以上、スピリチュアルとよりよく付き合うために気を付けたいことをまとめてみた。
セッションが終わったら前向きになれる、そんな素敵なカウンセラーを見つけてほしい。
(こちらも併せてどうぞ「私が考えるスピリチュアル」)