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自己啓発本を読むのをとりあえずやめる
自己啓発の類の本を沢山読んできた。この本を読んだら自分がぱっと変われて、新しい世界が開けるのでないかという期待がどこかにあった。
一発逆転のできる裏ワザ的な何かを探してきたんだと思う。それと自分のモチベーションを持続させるメソッド。
自己啓発本には、成功へと導くような何かしらの有益な情報が書かれているとは思う。
読んでいる時は、高揚感があって一時的なやる気も出る。
でも、いざ実行に移そうとすると、現実ではうまくいかなかったり、ポジティブで崇高な人間にもなれないし、何より継続して努力することができない。
で、実行できないダメな自分、変われない自分に嫌気が差し、またカンフル剤となるべく新たな自己啓発本を探す旅が始まる。
自分を変える一冊を探して、色々読んできたけれど、一つ分かったことは実際に自分が動かなければ何も変わりはしないということ。そんな当たり前のことに気づかずにいた。
いや、気づいていて、気づかないふりをしてきた。
気づけば向き合わなくてはいけないから。始めなければ楽だ。変わっていく自分を夢想しているときが一番楽しい。
ネガティブな気持ちが一瞬でポジティブに変わる展開の方が、物語性があって面白い。
そんなストーリーを探してきた。
だけど、読んだだけでは変われない。人生おいて魔法のようなことなんか、そうそうはない。
必要なのは、自己啓発本ではなくて、地に足をつけて実行していく自分だ。
地道に努力…努力という言葉が好きじゃないけど…を続けてそれを習慣化し、やらなければ居心地が悪いくらいの状態まで持っていくこと。
なんて、地味で面白味に欠けるのだろう。
けれど、そんなものだ。
行動することでしか、次の手は見えてこない。
動いてダメだったときはまた別の方法を試せばいいし、それまでわからなかったその別の方法が見えてくる。
だから自己啓発本は、すごく自分にあっているものを一冊か二冊。それをきちんと実行してから、
また新しい本を探せばいい。
読んでも実際には前に進んではいない。進んだような気がするだけだ。
読むのを一度切り上げて、実際に動いてみるところからがスタートだ。