- ホーム
- その他日々感じたこと
- 緊張でつい肩が上がってしまうのを防ぐ方法
緊張でつい肩が上がってしまうのを防ぐ方法
会社には様々な業者さんが来る。
最近新しく担当になった若い彼は、いつも緊張しているのが伝わってくる。緊張で肩が上がり、心持ち、目が泳いでいるように見える。
私も緊張しいなので、彼の緊張がよくわかる。
以前の担当者も若い人だったが、物おじせず、相手が偉い人でも懐に入っていくのがうまかった。
先日、彼と、前の担当が連れ立ってやってきた。
前の担当は、自分の業務には直接関係のない人にも声を掛けて、相変わらずそつがないなと思う。
私にも声を掛けてくれて、そうされると悪い気持ちにはならない。
その間、彼は少し気恥ずかしそうに、前の担当の振る舞いを見ている。
会社の上司も、前の担当とは会話も弾むようで、楽しそうに 軽口を叩いている。
上司は、今の担当である彼を、あまり買っていないようだ。
普段から必要なこと以外はあまり話さない。
彼のように、人と打ち解けるのが上手でない人間は、割を食っていると思う。
自分が緊張していると相手もリラックスできない。
彼はまだ硬くなって肩が上がっている程度だが、私は緊張すると肩が上がるだけでなく、異常に早口になったり、オドオドして挙動不審になる。自信なさげで、吃音が出たりもする。呼吸も浅く速くなっている。
緊張型の人間は肩こりがひどい。常に気を張って身体を硬くしているからだと思う。
不安や緊張から肩が上がっていると気づいたときは、肩の力を抜いて下げることを意識するようにしている。
肩を下げると、自然にお腹に力が入るので、へその下10㎝くらいの丹田と思われる辺りに、更に力を入れる。
そして、なるべくゆっくり明瞭に話すようにして、動作もあえてゆっくりと行い、緊張から、せかせかするのを抑制するようにしている。
だからといってこれで万全とはならないのが悲しいところだが、やらないよりは随分ましだ。
緊張していることに気づく第三者の視点を持つことも重要だと思っている。
身体を硬くして自分の緊張と戦っている彼に、頑張れと心の中で声を掛けている。
「肩を下げて、お腹に力を入れて、踏ん張れ」
要領が悪いけれど、真面目な彼の姿勢は、私以外にも誰かが気づいているはずだ。
様々なビジネスシーンを経験していくことで、緊張に打ち勝つメンタルを、彼が獲得することを願っている。