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昇給。セルフイメージが上がると現実が変わってきた
<2017.7.25>
先日少しばかり昇給した。少しと言っても私にしてはばかにならない金額。
自己否定感が強くて、セルフイメージも低くて、ずっとダメな自分を責めてきた。だけど、 そして何年も苦しくて、もう変わりたいと思ってできることを少しずつやってきた。いろんなことを考えるようになって、頭の中で考えるだけじゃなくて、実際に人と関わって動くということも、苦手なりにやってみた。
最近は少しずつだけど、セルフイメージが上がってきていることを感じていた。
前は仕事も辞めたくて、不満たらたらでやっていたけれど、もう少しこの会社で踏ん張ろうと決めて、決めると以前より積極的に仕事に関われるようになった。自分のことをダメな奴としか思えなかったけれど、 人には出来ないこんなことができるなとか、こういう専門的なことは人より少しだけわかるかもしれないと思えるようになった。
何かがあって能力が上がったとかそういうことではなくて、今まで何の価値もない思っていたところに光を当てられるようになったんだと思う。自分自身がそこを認められるというか、そういうこと。
自分を認められるようになると、非正規雇用の低い給料に疑問が出てくる。
素直にこの給料で働くのは嫌だと思えた。
以前なら絶対に口に出せなかっただろう「給料が低くて」という話を、先輩社員に話してみた。以前だったら「その給料に見合う仕事がしかしていないのだから、当然でしょ」そんな答えが返ってくる気がして、怖くて、そんな素振りさえ見せられなかったのに、自然と口から出ていた。それによるリスクのことさえ、そのときはあまり感じてなくて。
先輩は、「そうだよね。困るよね」と、同意してくれ、上司に昇給の件を掛け合ってくれた。私を認めて動いてくれることが、何よりありがたかった。そしてさらに嬉しいことに、 掛け合ってくれたのはこの先輩だけじゃなくて、他の社員の人も同じように上司に進言してくれたのだ。
そして、上司もそれを受け入れてくれた。
この会社に自分の居場所がなくて、ずっと辞めたいと思ってきたから、仲間として扱ってもらえることが、単純に嬉しい。自分の仕事ぶりが認められたことも嬉しい。
こんな風に考えられるようになったのは、多分一度会社を辞める寸前までいったことが大きいと思う。本当に辞めようと思っていたから、他にやれる仕事を探した。それが、この会社を辞めたらもう後がないという不安を捨てさせ、この会社じゃなくても、他でもやれるという感覚に繋がったのだ。ある意味で、会社に見切りをつけた。
それからやっぱり仕事を続けようと思い直した訳なのだが、以前のように不安に苛まれてはいない。つまり、執着が外れたってことなんだと思う。
結果、昇給ということになったのだけど、単純にお金以上のものを受け取った気がしている。
様々なものを受け取りたいと願っていても、受け取ることを自分自身が許可していない人がたくさんいる。劣等感や無価値観や罪悪感、自分に対するネガティブな感情が邪魔をして、自分に制限をかけている状態。豊かさを受け取ったり幸せになることを、許可できない状態。
ここで伝えたいことは、私がすごいとか運がよかったというような話ではない。色々なことに制限をかけて生きるのはつらいよねって言うことだ。
そこを抜ける鍵は、シンプルに自分を好きかどうか。
足りない点を努力で補おうとするのは、素晴らしい。だけど、努力だけでどうにもならないこともあって、その足りない自分を受け入れられるかどうかだと思う。
足りない自分を好きになって、執着を外す。願うけれど、執着しない。
ここができてくると、現実が変わってくる。
目に見えないことについての話だから、わかりにくいと思う。私もその入り口に立っただけで、多くを理解しているわけじゃない。ただ実際、現実に事象が表れてくると、認めざるを得なくなる。
そういうことがあることを、知ってほしいと思う。