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カラオケなんか大嫌い、職場の飲み会の二次会を回避する方法-2
(閲覧注意:カラオケが嫌いな人向けに書いてますので、カラオケがお好きな方はどうぞスルーでお願いします。)
前回、カラオケに対する恨みつらみばかりになった(カラオケなんか大嫌い、職場の飲み会の二次会を回避する方法-1)ので、ここから自分なりに職場の飲み会の二次会を回避する方法を具体的に考えてみる。
二次会がカラオケでない場合もあるだろうが、ここではカラオケという前提で考えている。
結論としては、どんなにいい断り方を考えてもカラオケが楽しくてそれがコミュニケーションになると思っている人がいる限り、軋轢は回避できないことはまず知っておかなくてはいけないと思う。
実際カラオケを断ると、「これも社内の潤滑油と思って」とか「そこは大人のたしなみで」とか「皆も参加するから」、果ては「仕事の一環だから」「君の評価にも響くよ」と圧力を掛けられたりする。
歌わないことで評価が下がっても、歌うことの苦痛と天秤に掛けたら歌わない方を選択する。別に査定が下がってもいいし、それは甘んじて受けようと思う。
甘んじた上で逃げる策としての定番は「風邪をひいてしまって、ゴホン、帰ります」だろう。
計画的にやるなら飲み会の三日前からマスク着用で会社に行くのもいい。皆が気づかない間にバックレるという方法もあるが、それだと挨拶もしないで帰ったと別な問題が持ち上がる気もする。
最善の策としては、二次会にはいつも参加しない上司のそばを確保するというものだ。発言権があって二次会へ行かない人が飲み会に一人いれば、神様に思える。その上司のそばから離れずにいて飲み会が終わったら、「皆さん失礼します」と、さりげなく一緒に集団から離れてしまおう。
そういう上司がいないときは、比較的温厚で二次会に参加しないことに理解のありそうな上司に、そっと「二次会は参加しないで帰ります」と告げておくことだろう。違う人間から参加するようにと圧力がかかったときは「帰る旨は○○さん(理解のある上司)に伝えてあります」の言葉を免罪符に立ち去ることが可能になる。
そういう人も存在せず、それでも絶対に参加したくないときは、何かしらのいいわけをして帰ることになる。
敵前逃亡前の逃げ口上だ。
いいわけなんてなんでもいい。なんならなくてもいい。
「ペットがご飯を待っているので」
「介護があるので」
「家族が風邪をひいて」
「体調不良で」
「飲み過ぎたみたいで気分が悪いので」
「明日朝が早いので」
「明日結婚式があるので」
「レンタルビデオの返却日が今日までで」
「反響音がダメで」
「喉の調子が悪くて」
「声帯を痛めてて」
「医者に歌うのを禁じられていて」
「早く帰らないとヨメさんの機嫌が悪くなって」
「お酒くさいとだんながいい顔しないので」
「子供が待っているので」
「終電がなくなるので」
はっきり「歌うの、苦手なので」。
飲み会の度にやれば、「またか、困った奴だな」くらいの立ち位置で定着する。そこまでいけばしめたものだ。
でも多分下手ないいわけはせず、シンプルに「失礼致します。皆さんは楽しんで下さいね」ととびきりの笑顔でさっさと立ち去るのがベストかもしれない。
所詮覚悟の問題で、変な人と思われてもいいという勇気を持とう。どうせマイノリティだ。
逆に法律の話を引き合いに出すのは、最終手段として取っておいた方がいいように思う。
部下にカラオケを歌うよう強要するのは違法か合法かというと、歌わないことで降格や減給や配置転換をしたり、それをちらつかせればパワハラに認定される可能性はあるとは思う。ただ可能性があってもカラオケを勧める人間が善意で言っている場合には、本人が嫌がっていても、法律に抵触するかは微妙かなと思う。職場で法律の話を出すと、後がやりにくくなるだろうし。
以前に比べればカラハラ・セクハラ・パワハラの認識が浸透しカラオケの強要は減ってきているような気がして、そこは救いだと思う。
カラオケに参加しない究極の方法は会社を辞めることだが、それが出来る人はごく僅かだろう。転職しても、また同じ問題が持ち上がってくる。
求人欄に、飲み会の有無、頻度、カラオケの強要の記載項目があればいいのにと思う。
でも一番の勝ち組は、「NO、カラオケ!! Stop the カラオケ!! …カラオケの強要はパワハラに抵触する惧れがあります。私は歌うのは嫌いです。歌わせないで下さい」のような文言をバッチとかシールに印刷して、起業して、カラオケっていう苦行からから抜け出す人じゃないかと思う。そういう起業家が、カラオケを強要しないことへの周知活動や啓蒙活動をしてくれたら心から応援する。
かばんにつけた「NOカラオケ」バッチを指差して、「私これなんで帰ります」と帰れたらどんなにいいかと夢想する。
求む、嫌カラオケ起業家!! ビジネスとして成立するかどうかは別として、一定の需要はあると思う。