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腕にしこりのようなものができてMRIを受けた
腕にしこりのようなものができてMRIを受けた。
色々悪い結果を想像したりもしたが、結果を言えば腫瘍ではなかった。
誰かの参考になるかもしれないので、経緯とMRIの詳細について書こうと思う。
お風呂で身体を洗っているとき、利き手の二の腕辺りにしこりのようなものができているのに気がついた。
大きさは2センチ程度、一見したところ色が変色したり腫れているようにも見えないが、触るとこりこりした塊がある。
押せば動くようなしこりで、心なしか触ると痛いような気がする。
ごく小さなものだがぶつけた覚えもないし、腕が圧迫される感じが少し気になる。
何科に行けばいいのかと思ってネットで調べると、皮膚科や整形外科に行くのが一般的なようだ。
皮膚のすぐ下よりもう少し深いところにありそうなので、皮膚科ではなく近所の整形外科を受診する。
撮影した腕のレントゲンを医師が診てくれるが、はっきりしない。
触診とエコーをかけながら医師が言う。
「うーん、確かに皮膚と筋肉の間に何かあるね。脂肪の塊ができるのはよくあることなんだけど、痛いというのが気になるね。わからないというのが正直なところだから、大きい病院で調べてもらうといいよ」
腫瘍だとしても癌と決まったわけではないことを丁寧に説明してくれて、不安にならないよう気を遣ってくれているのがありがたい。
紹介状を書いてもらい、総合病院の整形外科を受診することにした。
家でしこりと痛みの関係性についてネットで調べると、特に悪性の腫瘍でなくとも神経の近くにできた場合や大きさなどによっては痛みが出ることもあるらしい。
諸事情があって実際に総合病院を受診できたのは、初めに診てもらってから2週間程経ってからだった。
予約日は事前に変更してもらった。
しこりは殆どわからないくらいに小さくなっていて、痛みもひいたようだ。
現金なもので、普段何の支障もないときは、身体の四肢の存在を意識することはない。
不調箇所が出て、初めてその部位を明確に意識するのだと思う。
何となく腕には痛みに似た違和感を感じているが、それは単に腕に意識が集中しているからという気もする。
再び腕のレントゲン撮影、腕の他に胸部のレントゲンも撮られる。
3時間以上待って、やっと私の番が来た。
医師が触診してくれるが、しこりとは認識しなかったようだ。
「特に何もないようだね。まぁMRIを受けておけばはっきりするから。何もなければそれにこしたことはないしね」
後から何かあるのも嫌なので、最短日でMRIを予約する。MRIを受けるのは初めてだ。
MRI時に使用される造影剤の副作用についての説明があり、同意書にサインする。
造影剤は、MRIの画像を見えやすくする為に投与されるカドリニウム製剤で、副作用があるらしい。
同意書には以下のように書かれている。
1.軽い副作用(特に治療を必要としないもの)(100~1,000に1人起こる)
気分不良、吐き気、下痢、軽い発疹(じんま疹)、せき、くしゃみ、鼻づまり、頭痛、めまい、動悸2.重い副作用(治療を要するもの)(10,000に1人起こる)
ショック(血圧が急激に低下し、意識もなくなる)、呼吸困難、ぜんそく発作、けいれん、ひどい発疹3.死亡(50万~100万人に1人起こる)
ごくまれに報告されています。MRI検査における造影についての「説明」と「同意」より引用
診察が終わって、採血と尿検査をして病院を出る。
(長くなったので、実際のMRI検査については、「MRIの副作用でじんましんが出た」をどうぞ。)