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デンタルフロスとなかなか身につかない良い習慣について
このところやっとデンタルフロスを使う習慣がついた。
デンタルフロスとは、歯の間の汚れを掃除する細い糸のことだ。
虫歯や歯周病にならない為には、ブラッシングだけじゃなくフロスを使って歯垢を取った方がいいと知識では知っていたけれど、面倒でいつも続かなかった。
しばらく前に歯医者さんを変えて、そこでは3ヶ月に一度くらいの割合で定期検診がある。
患者の囲い込みのような気もしたし、通い始めの頃は定期検診の頻度が多いのが煩わしかった。
ただ渋々通い続けて、歯科衛生士さんに丁寧に歯科指導してもらったおかげで、フロスの習慣化ができそうなところまで来た。
新しい良い習慣なんて、もう身に付かないんじゃないかと思っていたけれどそうでもないらしい。
フロスは、両端を結んで輪っかを作って両手の人差し指に巻いて、糸がピンと張った状態で使っていく。(※やり方は色々あるようなので、興味のある方は検索下さい。)
張っているところは短く持った方がやりやすい。
歯と歯の間に入れ、歯の側面に沿わせるようにして上下にスライドさせてフロッシングする。
コツは歯の両方の面を行うことだ。
使い始めの頃は、全部の歯を終わらせるのに相当の時間がかかって、ものすごく億劫に感じた。
けれど定期検診に行くと、毎回プラークテスターというのか歯垢そめ出し液での検査があって、歯ブラシだけでフロスを使わずに行くと歯と歯のすき間が真っ赤に染まる。
鏡で見せられるだけではなく、歯の位置をイラスト化した歯式に磨き残しの箇所を赤く印をつけてパソコンでも見せられる。磨けている箇所と磨き残しがそれぞれパーセンテージで表示されるので、前回の検査のときより磨けているかどうかがわかりやすい。
加えて、歯科衛生士さんから必ず訊かれる質問は「1週間に何回くらいフロス使ってます?」だ。
毎日使うのを求められているのに「3日~4日に1回くらいですかね」という答えをずっと言い続けるのも、なかなかに心苦しい。
そんなこともあって、ほぼ毎日使うようになった。
前回の検査時より歯垢除去率が高いと、「だいぶ磨けるようになりましたね。これだけ磨けている人あんまりいないですよ」とか褒めてもらえる。
大人になると褒められることってあんまりなくなるから新鮮に思う。
一日に一度はやらないと、今ではちょっと落ち着かない感じだ。使い方もだいぶ慣れて手早くできるようになった。
手早くできるようになると前ほど億劫には感じなくなる。
歯ブラシだけではなく、デンタルフロスを併せてきちんと使用することで歯垢除去率は約80%程度まで上げることができるそうだ。
せっかく続いているのでこれからも続けていければいいと思うし、こんな風に誰か見てくれる人がいると、なかなか身につかないことも習慣化できるのだと思う。
その他のことは、大人だからすべてセルフでやっていくしかないのだけど。