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毎日自分に「自分はダメだ」という自己暗示をかけ続ける人

何か行動しようとする度に、頭の中で叱咤する声が聞こえてくる。
そんなことしてたらダメ。
何をやってもうまくできない。
またそんな馬鹿なことやって。
なんでそんな簡単なことができないの?
愚図なんだから。
○○さんを見習いなさい。
もっと頑張りなさい。
子供の頃、母親に言われ続けてきた言葉。
母親に愛情がなかったとは思わない。失敗させまいと、先回りして使っていたと思う。
子供の頃から刷り込まれ、潜在意識の中に深く刻まれているこれらの言葉は、今では私の心の声になっている。
さも私の為にようにもっともらしく、もう一人の自分が囁いてくるけれど、私を裁く言葉だ。
もう自分は子供ではないのに、すり切れて体に合わなくなったコートを後生大事に着続けるように、その古い価値観を手放せないでいる。
そんな言葉を毎日聞き続けるのは自己暗示と同じだ。できるものもできなくなってしまう。
潜在意識が自分を失敗させる側に導いてしまう。
自分で勉強ができないと思いこんだ子供が、その呪縛から逃れるのがとても大変なように。
ダメな自分がデフォルトになる。
その声にほとほと嫌気が差し、あるときから、それに反発するようになった。
負の暗示が頭に響いてきたら、「うるさい。黙ってろ」「じゃあんたがやれば?」と心の中でやり返す。
それでも、自己批判はやむことはなく、まことしやかに益のないアドバイスを繰り返して、私のやる気をそいでいった。
力でねじふせようとしても無駄なことに気づいて、反発するのをやめた。
批判する言葉が頭の中に浮かんだら、何かの作業に没頭するようにした。
忙しくしていると余計なことを考えなくて済む。
もちろん長年培ってきたことは、そうそう変えられないから、少しずつ根気よく変えていく。
そして、ポジティブアファメーションを並行して行うようにした。
アファメーションとは、願いを何度も声に出して唱えることで、潜在意識に働きかけて願望を達成するというものだ。
「すべてはうまくいっている」
「夢に一歩一歩向かっている」
「私には奇跡を起こす力がある」
など、願望が叶ってる、または叶いつつある、といった状態をイメージして行なう。
自分がいいやすい言葉で構わない。
そのとき、否定形の言い方は、反対の事を引き寄せる可能性があるので、「私は不幸せにならない」と言うのではなく、「私は、今、豊かで幸せだ」と肯定の形で唱えるといいらしい。
アファメーションを行うようになって、まだ完全ではないが、ネガティブな声はだいぶ小さくなっている。