わたしには、人に言えない過去がある
<2018.4.15>
(「みんなの生きづらさ」/投稿者:美月 さん)
わたしには、人に言えない過去がある。
「黒歴史」という一言で片付けてしまえたらどんなに楽だろう。
今、わたしの隣にはとても大切な人がいる。
かけがえのない、わたしだけの理解者。
はたから見れば、幸せそうに生きているんだろう。
わたしも、相棒も、心に身体に大きな爆弾を抱えている。
メンタルヘルス、この言葉が大嫌いだ。
幾度となく鈍器で殴りつけてくるようなこの言葉が、わたしは受け入れられない。
差別的な言葉で、鋭利な刃物で心を抉られているようだ。
自分の気持ちを言葉にして伝えることにひどく苦手意識がある。
誰しもそうであろう、と一般論で片付けられてしまう程度の事なのか。
生きづらい、消えてしまいたい。幾度となくループするこの感情に名前をつけるのであればどんな名前が良いのだろうか。
曇り空、スカッと晴れないのはわたしの心模様にもよく似ている。
本当は何もせず、何も考えず、自分の自由の赴くままに、休日を過ごしたい。
でも、そんなことは決して許されない。
屋根の下にいる以上、やらなくてはならない家事の数々。
行き場のない気持ちが溜まりに溜まって、始まる怒声罵声の飛び交う喧嘩。
手や足、口が出るのも日常茶飯事。
恋愛依存なのだろうか、恋人依存なのだろうか。
気を付けろ、それはDVじゃないか。
あぁもううるさいな。
そこらへんにはびこるものさしでわたしを計らないでほしい。
わたしが愛すると決めた相棒を計らないでほしい。
どんなに死にかけても、殺されかけても、ここにある愛だけは本物であると信じるのは自由だろう。
ただ、吐き出す場所がどこにもないから誰かに助けてほしいんだよ。
言葉にならない気持ちを、どこかに投げ捨てたいんだよ。
生きるってめんどくさいな。
鳥になって、雲になって、飛べると思ってた頃のまま
あの純粋な気持ちに、世代に、時代に、今だけ未練を持たせてほしい。
そうしたら、きっと。
またいつか笑えるようになると思うんだ。
過去においてきた、昔の恋人の口癖。
今を生きているだけで、君は偉いんだよ。