過保護のカホコのように、ほぼ全てを周りの人にしてもらってきました
<2017.10.22>
(「みんなの生きづらさ」/投稿者:M さん)
このサイトに辿り着いたとき、「生き辛いと感じてるひとっていっぱいおるんやなー」と思いました。
少しエピソードを読んだなかでも、思わず「わかる!」と声に出してしまうほど共感できることが多く、心なしか救われる思いでした。
気を悪くなさらないで聞いてほしいのですが、私には、お金持ちで優しく、私を溺愛してくれる両親がいます。3LDKの家もあります。心から信頼できる親友もいます。4年間お付き合いしている彼氏もいます。仕事もあり人並みに給料はもらっています。
端から見れば、不自由なく生活してるように見えるかもしれません。贅沢いってんじゃねえよと思われるかもしれません。
でも、幸せだとは思えないのです。
私は幼少期から、いわゆる過保護のカホコのように、身の回りの世話や交渉事などほぼ全てを周りの人にしてもらってきました。
その甲斐あって(?)要領が悪く、仕事では指示がうまく聞き取れなかったり、情報伝達が上手く出来ず、恥ずかしい思いをすることがよくあります。
自分で考える癖がついておらず頭の回転が遅いので、友達と話していたり、講義を聞いているときも、なにを言っているのかわからず困ることがよくあります。
そのくせ親や友達が、私に事前の相談もなしに物事を決めてしまったり、私の代わりに何かをしてしまうことが、無性に腹立たしく感じます。でも、腹が立つだけで実際は何も出来ない自分が歯がゆく、情けなくて、いっそ消えてしまいたいとすら感じる日々です。
おそらく、私にとって幸せだと感じられることは、人に頼りにされ社会に必要とされることなんだろうな、と感じます。
お金があり、友達もいて、健康に過ごせていれば、それだけで幸せだという人もいるかもしれません。
それも一つの考え方だと思います。
ただ私は、幸せになるには、大前提として自分で自分を好きになることが必要だと感じています。
良くしてくれる人たちに対して、「こんな自分でいいんだろうか」「こんな自分でごめんなさい」ではなく、「これからもよろしくね」と心から思うことができる自分になりたいと、願う日々です。
共感してくださる方がいればうれしく思います。