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スピリチュアルな世界に揺り戻される
メンタルヘルスクリニックに通う前、人と接するのが辛くて、心理学や精神世界、スピリチュアルの本を大分読んだ。
河合隼雄さんの本を夢中で読んだのもこの頃だ。河合隼雄さんの著作については、「河合隼雄の『ファンタジーを読む』」に書いた。河合さん以外にも、ブライアン・L. ワイス博士、ネビル・ロウ、エクトン、ドリーン・バーチュー、エリザベス・キューブラー・ロス、ティク・ナット・ハン、バシャール、日本人だと江原啓之さんや越智啓子さんの著作等、様々な本を手に取った。マンガも『サイキック・ドクター越智啓子の不思議クリニック』『催眠療法レポートヒプノトラベル 』等、読み漁った。
気づきと癒しに満ちた素晴らしい世界だった。
ただ気づいたことは、独りのときスピリチュアルの世界は自分にとって意義のあるものだが、他人といるときは緊張からスピリチュアルな考えが吹き飛んでしまうということだった。人と接するとき、動揺してしまい何も考えられなくなってしまうのだ。
本ではなく体験だったら違うのではないかと思い、スピリチュアルセッションも受けてみた。
潜在意識にアクセスするというスピリチュアルリーディング(透視リーディング)も何度か受けてみたが、実際の生活や意識にそれほど変化があるようには感じられなかった。
次第にスピリチュアルでは救われないと思うようになり、カウンセリング、精神科といったところなら、何か解決策が見いだせるかもしれないと思い、メンタルヘルスクリニック(精神科)の扉を叩くことになる。この経緯は「初めてのメンタルヘルスクリニック」をお読みいただきたい。
抗不安薬を服用するようになり、一時的にはよくなったように思えた。
けれど、薬の耐性ができ効果が実感できなくなって、薬が色あせて見えるようになると、またスピリチュアルの世界に揺り戻される。
根本的なところで自分が変わりたいと強く思うようになった。
そんなこともあり、先日、ヒプノセラピー(催眠療法)を受けてみた。スピリチュアルリーディングは体験していたが、ヒプノセラピーは初めてだった。そのときのことは「ヒプノセラピー(催眠療法)体験」に書いてみようと思う。