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ただ悩みを聴いてほしいときに使えるテクニック

ただ悩みを聴いてほしいときに使えるテクニック

とときどき無性に、自分の気持ちや悩みを誰かに話したくなるときがある。

アドバイスがほしくて話すときもあるが、大抵はただ聴いてほしくて話すことが多い。今の気持ちをわかってもらったり共感してもらいたいだけだ。

ただ人によっては、「こうした方がいいよ」という意見や助言やアドバイスをくれることがあって、それが行き過ぎると批判やお説教になってしまうことがある。

アドバイスがすっと胸に響くときもあるが、「それができれば苦労しないよ」とか「あー、全然伝わっていないんだな」と不満を抱いてしまうことがあった。
よかれと思って言ってくれているのは理解できるのだが、深刻な悩みが軽んられているようで悲しくなってしまうのだ。

「今度試してみますね」とか言いつつ、思わぬお説教に更なるダメージを受けてしまう。

アドバイスや批判をする人に罪はなくて、何かをしてあげるのが好きなんだと思う。
アドバイスで私の悩みが解決したらいいと思ってくれる人たち。
少しだけ上から目線で、深く考えることなしに自説を語ってくれる人たち。

こんな風にえらそうに言っている私も、ときどきそのアドバイスの罠に嵌っているときがある。
人から悩みを打ち明けられたとき、相手が悩みから解放されることを願って、解決策になりそうなことをつい口にしてしまうのだ。

アドバイスなり助言をした方が、相手の為に何かをしてあげたという達成感、「してあげた感」がある。
共感だけでは心もとない気がしてついやってしまいがちだ。その方が気分的に楽だということなんだと思う。

それと「私ができたのだからあなたもできるでしょう」といったスタンスも要注意だ。色々な立場の人がいて、努力だけでどうにもならないこともあるのに、自分ができたら他の人もできると、無意識にどこかで思っている節がある。
認めたくないが、私も我慢しているのだから、相手も我慢するべきという感覚が根底に隠れているのかもしれない。

勝手な決めつけは、相手を傷つける。

全ての偏見を今すぐ捨てることはできないけれど、一元的な考え方を少しずつ緩めていければいいと思っている。

では私を含めたアドバイスやお説教をくれたがる人に、アドバイスではなくただ話を聴いてもらいたいときにはどうしたらいいのか。

その答えをある人が教えてくれた。

「ただ私の話を聴いてほしいの。10分間だけでいいの。批判とかアドバイスとかいらなくて、ただ私の話を聴いてくれる?」

と、予め相手に伝えるのだそうだ。

これを知ったとき目から鱗が落ちた。

そういえば、ただ聴いてほしいという希望を伝えないで、それが伝わることを望んでいたのだ。
自分がしてほしいことを言わずに、勝手に不満を募らせるのはフェアじゃない。すりあわせって大事だ。
悩みを聴いてほしいときに、言葉足らずだった自分を反省する。

確かに事前に伝えれば、その意向を無視してまで助言してくる人はまずいない。

この事前に希望を伝えるテクニックを使うようになってから、勝手な不満を溜めずに悩みを話せるようになった。
悩みを聴く立場のときも、相手が求めているのが共感なのか助言なのかを考えるようにもなった。

ただ聴いてほしいときは、きちんとそれを伝えていこうと思う。


こちらも併せてどうぞ「大切な人の悩みを上手に聞くコツ




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