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変化する為に、生きづらさを抱えた私がしてきたこと①…人に会う

変化する為に、生きづらさを抱えた私がしてきたこと①…人に会う

<2016.8.26>

先日サイトを見て下さっている方から「生き方をシフトさせる過程で、具体的にどのようなことをされていましたか」という質問を戴いたので、答えのようなものを書いてみたいと思う。

睡眠障害がひどくて鬱状態の頃に比べたら、今は大分前向きに生きられるようになったと思う。
前は事あるたびに他人にも自分にもイライラして、不安とイライラがまだらになって心を覆っていた。今はイライラもなくなって、不安の無限ループに囚われることも少なくなった。

不安から解放されると、心は平静で穏やかに凪いでいる。生きづらさは大分軽くなった。

もちろん根っこの不安症や動揺しやすいところは変わらないけれど、それでも前よりずっとましだ。
人から「変わったね」と言われることも増えた。

具体的に何が自分を変えたかと言えば、人と接する機会が増えたことではないだろうか。

スピリチュアルのセミナーに通って、様々なワークを通して人と接するようになった。
通っているセミナーの趣旨は、自分を知ることで他者を理解し、自己受容を促し成長するというもの。スピリチュアルというより心理学の領域に近い。

コミュ障なので、人集まりの席はなるべく行きたくない。人前で自分の思いや考えを話すのも相当荷が重い。
1年以上通っていても、今でも行く前は自分を「えいや」と奮い立たせないと行くことができない。
それでも前よりは大分慣れた。

そこへ行くと、よく知っていると思っていた自分について、実はよくわかっていなかったことに気づく。
無意識でやってきたことの裏にどんな動機や価値観が潜んでいるか、意識的に捉えることができるようになる。
意識的に捉えることができると、悪い思い癖や過剰な不安を、気づいたときにやめることができる。

そして、人は自分とは全く違う価値観で動いていることを知った。
頭ではもちろんわかっているが、実際のところは推察でしかなかったものが、具体的によく見えるようになる。

価値観というとそこまで重要な感じがしないが、その人の人生観、アイディンティティ、その人をその人足らしめる核のような大事なものだ。

どんな動機を持って行動するかが見えてくると、その行動の裏に隠された切実さに理解が及ぶようになる。そうすると、理解不能に思えた他人の言葉や行動が、少しは受け入れやすくなる。

理不尽にしか思えなかった、好きになれない人の行動にも何かしらの意味がある。

それを受け入れるかどうかはまた別の問題だが、そういう一連のことに気付けたことが変容に繋がっていると思う。
自分がこだわりすぎて他者との軋轢の原因になっていた、がちがちの価値観が少しずつ緩んでいく。

多分理解は、許しの第一歩なのだ。自分に対しても他者に対しても。

ただ私にとっては効果のあったスピリチュアルセミナーだが、人によって合う合わないかはあると思う。
スピリチュアルビジネスの功罪については以前もブログに書いているが、スピリチュアルに傾倒しすぎれば、また別の囚われに縛られてしまうこともある。

実際、セミナーの類に頼らなくても、人の中に入っていくことはできると思う。
今まで付き合ってきた人達と全く違う人達と出会うことによって、自分の中に新しい価値観を獲得することはできるはずだ。

今まで付き合ってきた人達とは違う人達というのがポイントで、膠着した人間関係の只中にいれば、
変化するのは難しい。それ以外の価値観に気づくことができないからだ。

例えば、私は職場で上司からまるで無能のように扱われているが、無能であるという上司の価値観を受け入れそれに沿って生きていた。私の中でも私は無能な人間という扱いで、無能な自分は好きになるには値しないから、ないがしろにするしかなかった。

けれど、違う人間関係には別の考えが存在する。
私はそもそも無能ではないかもしれないし、無能であっても能力があるということがそれほど重要ではない価値観もある。

何の条件もつけずに、ありのまま、素の自分を受け入れてくれる世界も存在する。
素の自分を出しても咎められないし、コミュニケーションを取るのが下手でもいいし、人と違ってもいい。

それは新しい人間関係があったからこそ気づけたことだ。
新しいだけではなく、できるならば素の自分を認めてくれる、心の健全度が高い人達なら尚いい。
心の可動域の広い人たちに引き上げてもらうことができるのだ。

だから、新しい人間関係を構築することが、変化にとって大切なことに思える。
少なくとも私はそうだった。
新しい価値観を持った人と出会って、今までと違う経験をすることが生きづらさを楽にしていく。
昨日までと同じことをしていれば、昨日までと同じ現実が待っているだけだ。

変化の為に過去の人間関係を全て切るといった極端なことを言っているわけではない。少しだけ人との繋がり増やすだけでも変わっていくし、関係性もそれほど深いもの、親密なものでなくてもいい。
それでも十分に変わることはできる。

全ての人に当てはまるわけではないが、辛い人間関係に悩んでいる人は試してみてはどうだろうか。

変化する為に私がしてきたことについては、まだ書き足らない感じがあるので、次回続きを書いてみたい。




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