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自作オラクルカードで自分の中心軸に戻る
<2018.7.7>
何かに迷ったとき、辛いとき、癒されたいとき、オラクルカードを引くという人も多いのではないだろうか。
オラクルカードはドリーン・バーチューのものが有名で、私も美しいエンジェルの絵がついたドリーン・バーチュー博士のエンジェルカードを持っている。もっとも、彼女は2017年にキリスト教に転向し、今後カードから彼女の名前は外されるそうなので、「ドリーン博士の」というのは正確には正しくないかもしれない。
オラクルとは預言、神託、神のおつげ、神のメッセージといった意味で、カードを引くことで様々な気づきを得ることができるものだ。
絵を見ているだけでも癒されるので、ときどき取り出しては使っている。
実はこの市販のオラクルカードの他に、もう一セット、別のオラクルカードを持っている。
これは、自分だけのオラクルカードを作るというセッションに参加したときに作ったもので、ごくシンプルなものだけど自分が作ったものだけに愛着があるカードデッキだ。
カードは大アルカナの22枚、全て私自身が言葉と絵を描いている。
私が参加したオラクルカードを作るセッションでは、まずサイキックの人がアカシックレコードや宇宙の存在に繋がる場の設定をしてくれた。サイキックの誘導に従って、その神秘的な場をじっくり時間をかけて感じていく。
その体験は参加者により様々だ。私の体験を少し書くと、私のところには、子供の頃に一緒に遊んだイマジナリーフレンドが現れた。(「私にしか見えないあの子…イマジナリーフレンドという存在」)
この子の存在を忘れてしまっていたけれど、私がこの子の存在を忘れていても、この子は私のことをずっと見守ってくれていたことが感じられて、涙が止まらなくなる。
この子は、私のハイヤーセルフだ。それがわかった。
しばらく神秘的なその場を体験した後、サイキックに誘導してもらって、自分の中に降りてきた言葉やイメージを、1枚1枚、小さな無地のカードに描いていく。
ヒプノセラピーでも感じたことだが、これが本当にチャネリングなのか、自分が頭で考えて想像しているだけなのかはよくわからない。
ハイヤーセルフに出会う至福に包まれた体験に比べると少し心もとない気もするが、浮かんだイメージからカードを仕上げて行くのは楽しい作業だった。あらかじめ用意してきた画材を使って、参加者一人一人、全く違うオリジナルのオラクルカードを仕上げていく。
別に上手な絵を描かなくても、あたたかいイメージを感じたら赤やオレンジや黄色の色を塗りつぶすだけでもいいし、絵なしの言葉だけでもいい。「愛」とか「夢」といった単語だけの人もいれば、長いメッセージを書く人もいて、皆様々で面白い。
私のカードは、「軽さ又はユーモア」「結果を手放す」「赦し赦されている」とかそんなごく短いメッセージになった。
全て描き上げると、達成感が湧き上がってくる。
今でも何か気づきがほしいときには、カードを引いて今後を占うようにしている。
生きていると心がざわつくことが多い。それは避けようがない。人は他者や出来事から影響を受けずにはいられなくて、それが悲しみにもなるし、喜びにもなる。
だからこそ、自分の中心軸を持つことが大切なのだと思う。自分の中心軸に戻れる方法をいくつか持っていると、いっとき迷っても原点に戻ってくることができる。
自作のオラクルは、そんな原点に戻れる方法の一つだ。
今日の引いたカードは「全ては気づき」。
そのメッセージを胸に刻んで、今日という日を生きようと思う。