生きづらい。
それでも生きていく

人付き合いが苦手な人が人に関わろうとするとき

どうにか会社には行っているが、コミュニケーション能力に自信がないし、人付き合いが苦手だ。

なるべく人と関わらないように、傷つかないように、最小限の付き合いをするようにしてきた。
踏み込みたくないし、踏み込まれたくない。

そういう人間だしそれでいいと思ってきたが、最近少しずつ外に出て初対面の人やよく知らない人にも会うようにしている。

全く人間関係を持たないで生きるって不可能だとか、そういう理由もあるけれど、スピリチュアルの集まりに出るようになって、少しずつ変わってきているのかなと思う。

それでも人前に出ることや人前で話すことは、私にはハードルが高くて、そういう集まりが終わって家に帰ってくると、気持ちがひりひりすることも多い。自己嫌悪でたまらなくなる日もある。

つまらない話を聞かせてしまうのは申し訳ないと思うと気後れするし、口下手で言いたいことをうまく伝えられない。ネガティブなことを言って浮いたり、無理に笑顔を作る自分も嫌いだ。

何より失言が結構あって、それがつらい。

沈黙が怖くて何か話さなくちゃと思うと焦って、思いついたことをよく考えずに言ってしまったり、相手の触れられたくないところに直球を投げてしまったりする。
相手の顔色がさっと変わったのを見て、自分の失言に気付く体たらくだ。

緊張する相手に対してより顕著に出る。

良く見せよう、浮かないようにしようとするあまり余計どうしようもなくなっている。

まぁ結局は自分に自分に自信がないということなのだ。自信がないから余裕もない。自分のことで精一杯。

こういう空気の読めないところや落ち着きのないところが、ADHD気質だと思っている。それに逃げちゃいけないけど。

みんな大人だから流していくれるけれど胸の内では、「何この人」と思っているかもしれない。

前はそういうコミュニケーションをうまく取れない自分をただただ責めて、やっぱり自分にはできないと諦めて、内側に引きこもるようなことが多かった。

でも今は反省は必要だけど、自責はいらないと思っている。

身もふたもない言い方だけど、場数というか慣れってやっぱりある。
実践なしでうまく行く方法があったら知りたいけれど、そんな方法ってないと思うから少しずつ慣れていくしかない。今までやってこなかったのだから急に出来るはずがない。

無理にしゃべって失言するくらいなら、ゆっくりでも丁寧に言葉を選ぼう。
自分がどう見えるかより、相手の発言をよく聴こう。…そんなことを心がけながら、ひとつずつ経験を積んでいく。

自分を責めないで、人が集まる場所に出ていけたことを褒めたい。

働きたくても働けないと悩む人の中には、働きたくないわけじゃなく人間関係がうまくできなくて働けない人も多いと思う。

いきなり働くことがハードルが高ければ、自分の好きな趣味とかの集まりとかにまず行ってみるのがいいんじゃないかと思う。
人のいるところに行ってコミュニケーションを取るのが目的ではなく、何か好きなことを聞きに行くとかしゃべりにいくと行ったスタンスで。

一見回り道に見えるけど、そこから始めた方が近道な気がする。

でも、鬱や自殺願望があるときなど、本当に辛くてたまらないときは休む時期なのだと思う。
休むときは休んで、少し元動けるようになったらそのとき動けばいい。