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光の住人か影の住人かと訊かれたら

光の住人か影の住人かと訊かれたら

<2017.2.5>

先日ある人から、明るい太陽の下、全うに生きることがその人にとって、とても大事なことだと伺う機会があった。
晴れている日は機嫌がよくて、雨の日は気分も晴れないそうだ。

私も明るい太陽の下は嫌いじゃないけど、自分を光の住人か影の住人かと訊かれたら、私は間違いなく影の住人だと思う。
昼と夜、陰と陽、太陽と月、プラスとマイナス、正と負、光と影…何かを二つに区分したら、影の方に位置する人間だと思っている。

このブログを訪れてくれている人も、わりと影の方に位置する人は多いのではないだろうか。

以前は、太陽の下、明るく生きられない自分を恥じていた。
活動的だったり積極的じゃない自分は、普通じゃないという認識で生きていた。

積極的で明るいポジティブ気質の方が、世界を肯定的に見られる分、生きやすい。
だからといってネガティブ気質が一概に悪いわけではなくて、言い換えれば、慎重、思慮深い、感受性豊か、受容的、出しゃばらない、控えめとも捉えられる。

ネガティブ気質の人は、人の悩みに共感する能力が高かったり、内的世界が豊かな人も多い。

白日の下には、全てがさらけ出されてしまうが、全てを曖昧にする夜は優しい。

影に属する人間の言い分としては、ただ明るすぎて挫折を知らない人の言葉は、どこか薄っぺらな印象があったりもする。

光の住人、影の住人、どちらがいいとか悪いとかじゃなくて、どちらも世界にとって必要な人間なのだと思う。
そんな風に生まれついただけ。その差があるだけに過ぎない。

ただもう少し違う見方もできる。

例えば、木漏れ日の差す森の中を歩いていたら、場所によって、日の差すところと影になる場所ができる。
私の歩いている森は暗いと思っていたけれど、それは影の部分だけを見ていたのではないだろうか。

明るい日の光も確かに差しているのに、敢えて暗い方ばかりを見ていた。

光と影があるから、コントラストが美しいのに、片一方にだけフォーカスして、世界は暗いと嘆いていた。自分には影しかないと思うのは、ただの認知バイアスだ。

自分が住む森全体を見回したとき、光と影どちらもあったことが見えてくる。

影に属するのは変わらないとしても、少しだけ光に目を向ける回数を増やすことはできる。
意識を「光や明るい側面」に向けることによって。

バランスを少しだけ考えることで、体験することは変化していく。

自分の意識が今どこに向いているかは、見極める必要がある。生きづらさを解消して楽に生きたいと思うのならば。




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