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長く付き合うと嫌な面ばかり見えてくるという考え方

長く付き合うと嫌な面ばかり見えてくるという考え方

最近若い男の子と話す機会があった。

何とはなしに人との関わり合いの話になった。
「あまり深く関わらない方がいいです。浅くです。長く付き合うと嫌な面ばかり見えてきます。」とその子は言う。
「嫌になったらどうするの?」
「自分の場合、関係を切りますかね。そして新しい人間関係を作ります。」
ちょっと草食系の好青年だったので、少し驚いた。

この子はそれまで親しくしていても、嫌な面が見えれば関係を断つという考え方なのか。寂しいような気もしたが、ある意味、合理的な気もした。

確かに長く付き合っていると遠慮がなくなり、我儘な部分が出てきてしまう。立場や環境が変われば、おのずと立ち位置は変わっていく。

恋人同士でも、二人がずっと同じくらい好きというのはあり得なくて、付き合い始めの頃は互いが同じくらい好きでも、一方が就職したり環境が変われば、好きの度合いは変わり、悪くすると関係が終わることもある。
確かに人との関わり合いは変化していないように見えて、たえず少しずつ変化している。

投げた言葉や行為のボールを、相手はどう受け止めているのだろう。
望むと望まないとに関わらず、ずっと同じ関係でいることは難しい。

関係が長くなって嫌な面が出てきたときに、関係を維持するのか解消するのか、当たり前だが、これはその人がどう考えるかによると思う。

人間関係を簡単に切る切らないは別として、新しい人間関係を作るという方法は、こう着した人間関係に風穴を開けるという点でいい方法に思える。恋人や夫婦なら新しく付き合う人を作ることには問題があろうが、それ以外なら新しい人間関係を求めても何の支障もない。

新しい人間関係は視野を広げ、人を成長させる。

浅くでも、新しく人間関係を作る力が彼には備わっているのだろう。
人付き合いが苦手な私は、少しうらやましく思った。

彼は就職を控えた学生だ。
今までは関係を簡単に清算できる、浅い人間関係でもよかったのかもしれない。これから、関係を継続的に続けていかなくてはいけない会社という組織に飛び込んでいくことになる。友達関係であれば嫌なら関係を切ることが可能だが、勤めていれば関係を切るということは辞めることだ。
長く人間関係を構築する世界でどう生きていくか、彼がどのように社会を渡っていくか、興味深く見ていきたいと思う。




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