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会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないときの心理状態

会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないときの心理状態

<2017.6.28>

前回の記事(「会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないときに友人から言われたこと」)で、会社に行くのが嫌で嫌で仕方がないとき、友人から「お金を得るためって割り切ってもいいんじゃない?」と言われたことを書いた。

確かに生活するだけの収入は得ているから、それでいいと割り切ろうとしたが、やはり釈然としないものが残った。

上司と合わず、会社に行くのが嫌で嫌で仕方がなかったあの頃、私がどういう心理状態に陥っていたかというと、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」状態で、上司のやることなすことに、否定が入っていた。

いいところもあるはずなのに全く見えず、この上司から学ぶことはないと無意識に決めつけていた。人はそう決めると、本当に何も学べなくなる。自分の思い込みのフィルターを掛けて、歪んだ世界を見ていた。

多分、私は心のどこかで期待していた。上司が、自分を評価してくれる上司に変わってくれることを。いい上司、自分にとっていい上司になってくれることを望んでいた。
そんな風に都合よく変わるわけないと思いながら、変わらないものを変わってほしいと切望していたのだ。

そして、そうはならない現実に喘いでいた。

もっと最悪だったのは、そんな風に嫌いな上司なのに、上司の自分に対する批判を無自覚に受け入れてしまっていたこと。上司がそう扱うように、私は私を無能の人間として扱った。自分は無価値だという思い込みは、私をますます能力のない人間に変えていく。

ネガティブな上司の言葉や態度の影響は、会社の外にまで及ぶようになった。会社の私は、私の中のごく一部でしかないはずなのに、自分の全てがダメなように思えた。無能でダメな奴のセルフイメージばかりが、どんどん膨らんでいった。

ケアレスミスも多くてその度に落ち込んだが、あれは、この会社に自分は合わない、いるべきではないというという無意識の証明だったと思う。

辛くて苦しくて、休みの日は朝からずっと寝てばかりで、精神状態は最悪だった。
そんな日常が続いてどうしようもなくなって、意を決して、メンタルヘルスクリニックに通うようになるのだった。(「初めてのメンタルヘルスクリニック」)

ここまで関係が膠着してしまうと、覆すのは容易ではない。
私は、幸運にも恵まれて、どうにか踏みとどまって、今も同じ職場で働いている。

タイミングよく、スピリチュアルや心理学を学べるような巡りあわせがあったこと、上司が私が感じていたほどには悪い人ではなかったことなどが幸いした。こう考えられるようになったのは、思い込みのフィルターが少し緩んだおかげだ。

ただ、上司や同僚との関係が破たんしていたり、会社がブラック企業だったり、本当に会社が嫌で嫌で仕方ないときは、さっさと辞めた方がいいように思う。私も精神状態が安定するまで何年もかかった。まだ完全には戻ってはいない。
一度リセットして、新しい職場を探した方が、手っ取り早い気がするのだ。

ましてやうつ状態や、身体に異常が出ているという状況なら、精神論なんかおいておいて、もう逃げ出すことを考える域だ。

本当に苦しいときでも、親や家族に心配を掛けたくない、同僚に迷惑を掛けたくないと、自分を犠牲にして辞めない選択をする人がいる。でも無理だと体と心が悲鳴を上げているなら、まず何より生きることを優先しなくてはいけない。正常な判断のつくうちに決断しないと、取り返しがつかなくなることがある。

自分を大切にしたり優しくすることは、恥ずかしいことではない。
人生は修行のように考える人もいるけれど、私はそうは思わない。もっと楽しんで、幸せになっていい。




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